Evernoteでコピーした文章をペーストすると、通常はリッチテキスト形式でペーストされます。リンクや色など書式付きになるわけですね。この動作はページ内容を見た目そのままで貼り付けたい場合はいいのですが、テキストだけを貼り付けたい場合は邪魔な動作になってしまいます。
今回はWindows版のEvernoteで、書式なしでペーストする方法と、それを既定の動作にする方法を掲載します。
書式なしでペーストするには
リッチテキスト形式ではなく、書式なしでペーストするには、[テキストとして貼り付け]コマンドを実行する方法があります。こうすることでプレーンテキストのみを貼り付けることができます。
メニューからの場合
Evernoteのメニューから、[編集]-[テキストとして貼り付け]を選びます。
ショートカットの場合
「Ctrl+Shift+V」キーを押します。
けど、貼り付けのショートカットキーといえば通常は「Ctrl+V」。Evernoteだけ異なるキーを押すというのはなんかイヤ。。
書式なしペーストを既定の動作にするには
もし「Ctrl+V」と「Ctrl+Shift+V」を置き換えることができれば、書式なしペーストを既定の動作にすることができます。しかし残念ながらEvernoteではショートカットキーのカスタマイズ機能は用意されていません。
そこで、AutoHotKeyという便利ツールを使います。AutoHotKeyはキー入力をフックして自由にカスタマイズすることができる常駐アプリです。今回のケースのようにアプリケーション側でキーカスタマイズ機能がない場合でもキー入力を置き換えることができます。
ただ導入には多少の手間がかかるのがデメリットですね。OS標準の機能としてくれてもいいような機能なんですけど。Evernoteを常用していて、どうしてもキーを置き換えたい!というひとはこの機会に導入しましょう。
導入方法は長くなるので省略し、スクリプトのみ紹介します。
;Swap Ctrl+V to Ctrl+Shift+V in Evernote
#IfWinActive, ahk_class ENMainFrame
^v::Send,^+v
#IfWinActive, ahk_class ENMainFrame
^+v::Send,^v
このスクリプトを追加することで、「Ctrl+V」と「Ctrl+Shift+V」を置き換えることができました。長く使うものだからこそストレスなく使えるようにしたいですよね。